夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

臨時大垣夜行 9375M

1998年12月18日(金曜日)、翌日の土曜日17時過ぎから大阪駅近くの飲み屋を予約した関西エリアの忘年会が行われ、頭にRが付くアルファベット4文字や関西○○軍団などの京阪神地区在住のちょっと過激な撮り鉄の忘年会が行われる。関西以外に中京エリアや北陸エリアの参加もいて自分達関東組も誘われた。1998年・冬の青春18きっぷは12月10日から利用できるので臨時大垣夜行で行こうという事になった。大阪駅までなら臨時大垣夜行に乗らなくても東京駅から東海道線・始発の323Mで西に乗り継いで行けば16時には到着出来るけどあまりにも面倒なのとロングシート車に乗りたくないのが理由。

 

いくら青春18きっぷが使えるからといって冬休み前なのでそんなに混雑しないだろうと始発駅の品川駅7番線ホーム臨時大垣夜行9375M最後尾乗車口に発車4時間前へ行くと一番乗りだったけど先頭車1号車は行列が出来ていた。1998年冬臨の臨時大垣夜行・運転日もパターンがあって165系.167系.169系の8両と11両のパターンがあるけど今夜は田町電車区の167系8連の予定で今夜くらいは空いてると有り難いななんて思っていたらN君、O君、K君の順に到着して今夜のメンツは揃った。品川駅がごった返してきた、23:25に臨時大垣夜行9375Mの回送が入線したのでクハ167-1に乗車。

 

いつものよう~に(ちあきなおみ喝采ではないw)進行方向右側のBOXシートに陣地を取ってから買出しタイムを終えて車内に戻ると席は全て100%埋まっていた。発車前から缶ビールで乾杯していると9375Mは品川駅を23:55に発車して定期375Mの2分後を追って大垣へ向かった。ビールの500ml缶を飲み終わり、自宅でステンレスポケットボトルに角瓶ウィスキーを詰めてきたので売店で購入したカップ氷に注いでロックの様な水割りのようなウィスキーを飲み始める。大森~蒲田で日付が変わって多摩川を渡ると神奈川県に入り、川崎(0:05-06)に到着。

 

川崎から日付が変わるのでこの駅から青春18きっぷの使用開始なるが既に最寄駅を出発する際に青春18きっぷへの日付は入れてもらっている。1998年では最後の夜行列車乗車となるが臨時大垣夜行は4回目の利用となるけど座席夜行列車では個人的に一番乗りたくないWorst1(寝れない・減光しない・並んで待つのが面倒などの理由)に入っている割に乗る回数が少なくないのには笑ってしまう(ᵔᗜᵔ*)ァ,、'`。川崎から8分間で横浜(0:14-15)に到着して東海道線京口では最初のトンネル(それも煉瓦積トンネル)でもある清水谷戸隧道を抜けて戸塚(0:25)、大船(0:30)と停車すると少し眠くなってきた。

 

流石に飲む物と食べる物が無くなると口数が減るものであるが誰かが鞄の中から出した4個入りのドーナツ分け前を頂き、自分も4個入りのクリームパンを提供して仲間で空腹を癒したが列車は藤沢(0:35)、辻堂(0:39)茅ヶ崎(0:43)、平塚(0:48)、大磯(0:32)は停車するがそろそろ寝ようと誰か(多分O君)が言い出して明日の朝も早いから寝ようという事になった。4人で上手く足を伸ばしあって寝ようとするが巨体のO君がいるので上手く行かなくて新聞紙を床に敷いて靴を脱いで下に足を伸ばす者と前に足を伸ばす者とに別れて就寝した。以降は就寝中(寝れない時間も含む)の停車駅と時刻・・・二ノ宮(0:57)、国府津(1:01-01)、鴨宮(1:06)、小田原(1:09-10)。

 

熱海(1:29-30)、三島(1:43-43)、沼津(1:50-56)、富士(2:12-13)、静岡(2:43-59)、浜松(3:58-4:09)、豊橋(4:39-52)、三河三谷(5:05)、蒲郡(5:08)、岡崎(5:20)、安城(5:27)、苅谷(5:35)。目が覚めたのは大府(5:40-40)停車中で誰かに起こされたのか、自然に起きたのかは不明だけど4時間半くらいは寝れたけどまだまだ眠い。BOX席の4人定員だから完全熟睡は無理だけど自分も当時は40歳だからまだ座席車仮眠はいけるけど「ムーンライトえちご」の様な元グリーン車シートでないと翌日ツライのは確かである。列車は共和(5:44)、金山(5:58)と停車しながら名古屋(6:03-08)に到着した。

 

5分停車なので自販機で冷たい飲み物(車内の暖房が暑かった)で喉を潤わしたりしながら過ごして名古屋駅を発車するとJR貨物愛知機関区が見えて来ると構内に停まっているDD51他を4人で注視しながら話で盛り上がり、稲沢(6:16)・尾張一宮(621)・岐阜(6:03-08)と停車。岐阜駅を発車すると少し早いけど先頭車の一番前デッキへ徒歩移動して何が何でも接続の731Fに座ろうという魂胆である。先頭の1号車車内を4人でぞろぞろ歩いていると車内の何名かがこちらの魂胆に気が付いて続行でデッキに続いたが我々4人が先頭デッキの乗降口をキープ。

 

穂積(6:35)を発車すると次がいよいよ終着駅の大垣だが4人の中で一番足が速いO君に任せてダッシュしてもらう事にしてもらう。4人全員軽装備で荷物も少ないけど早く走れるようにO君には手ぶらで走ってもらうために待機していると6:41、定刻に大垣駅に到着した。先頭集団は全員ダッシュするが高校時代は陸上の短距離選手で国体の予選まで昇りつめたO君は流石に速くて楽勝で731Fボックス席をキープしたぜいと言わんばかりのドヤ顔で待っていた。731Fで米原駅まで行き、ホームの立ち食いそば屋で朝飯(自分はかき揚げそばと稲荷寿司)を食べてから2本後の列車で大阪駅を目指したが4人とも眠いので加古川まで睡眠不足を解消した。

 

加古川から戻って昼から営業している串カツ屋で串カツ類などでビールを飲みながらのランチを済ませて夕方18時からは忘年会に参加して二次会まで楽しみ首都圏4人組みはカラオケ屋のソファーで朝まで寝て僕とN君は予約しておいたJR東海ツアーズの「ぷらっとこだまエコノミープラン」で帰宅した。

        ★★★★★Memories of the night train★★★★★