夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

ホワイトスノー安比・盛岡(Bネ)

1999年3月5日(金曜日)、 上野駅13番ホームにて臨時寝台急行「ホワイトスノー安比・盛岡」の入線を待っていた。「ホワイトスノー安比」の花輪線内でのDE10重連牽引シーンは既に撮影済みだが、まだ1回も乗車経験がなく、今回は乗っておこうと思ったけど盛岡駅到着は5:42なので5時には起きないといけないため、熟睡できる時間は少ないかも知れない。最後尾となる1号車乗車位置で入線を待っていると臨時寝台急行「ホワイトスノー安比・盛岡」(8105レ)を待っていると21:28に推進運転で入線するが発車時刻が22:16なのに何と48分前の入線とは恐れ入る。

 

早速尾久客車区のオハネフ24-22に乗り込み、三脚と縦ジュラを上段の荷物室に置いて、機関車確認へ赴くと田端運転所のEF81-93号機で1号車から4号車までが盛岡止まり、5号車から8号車と電源車が安比高原までの運転でオール尾久車だけど24系24形と24系25形の混結である。自分が乗ってるオハネフ24-22は24系24形だけど金帯で扉が折戸じゃない寒冷地仕様なので北斗星の予備車みたいである。流石に盛岡までの利用は少ない様で1号車は殆ど空席。しかし上野~盛岡間での利用なら寝台特急はくつる」より安く、長く寝て行けるので需要はありそうだけど知名度の低い臨時列車が仇なのか。

 

しかし一部期間の一部の金曜日にしか運転されない臨時列車でもEF81にはホワイトスノー安比・盛岡の季節感を感じられるヘッドマークが掲げられて立派だと思うけど電源車とオハネフ24のテールマークは"臨時"とつれない・・・これだからJRはヤボなんだよと空いてる車内でスキー列車なのに場違いな写真機材や大型三脚を担ぎ乗り込んで缶ビールを飲んでいる40歳「当時」のおじさんの方がヤボだぞと言われそうだ。春臨の臨時夜行列車では常磐線佐貫駅「21:47発」から盛岡駅「5:14着」まで臨時特急「フレッシュスノー盛岡」なる列車がE653系で2/19・2/26のみ設定されている。

 

発車前までに行数が増えてしまったが入線から発車まで48分も停車していたので致し方ないと言い訳していよいよ22:16、臨時寝台急行「ホワイトスノー安比・盛岡」が上野駅を発車した。発車早々に車掌が回って来たので株主優待で安く買った寝台急行券と乗車券を見せて明日は5時起床なので明日盛岡駅で待ち合わせするK君からのメール送信してから早々に就寝したが以降は停車駅と時刻。大宮(22:42-43)・宇都宮(23:43-44)・黒磯*(0:26-34)・仙台(3:10-22)「*は運転停車」・・・福島でも運転停車してるかも。運転停車の仙台駅では後から来る寝台特急はくつる」(3:15-17)を先行させている。

 

目が覚めて起きたのは5時を回っていたが、急いで洗面とハミガキを終えて着替えて下車準備を行っていると臨時寝台急行「ホワイトスノー安比・盛岡」は徐行が始まり、5:42に盛岡駅に到着した。盛岡駅へ到着すると1号車から4号車まで切り離して5号車から8号車と電源車の合計5両にDE10重連にて安比高原駅まで運転(実際には回送として荒屋新町駅まで運転)するが自分は急いで改札を出てK君と落ち合い、K君の車で花輪線へと向かうが盛岡26分停車と好摩1分停車を利用して、東大更~音更で撮影。大更駅でDE10 1102+1109牽引の9915レ「ホワイトスノー安比・盛岡」を撮影。

 

更に松尾八幡平駅の27分停車を利用して2発目を安比高原~赤坂田で撮影、7:42に安比高原に着いた列車は4分停車後、7:46に発車して機関車の付替えを行う荒屋新町(8:01着)まで回送されるのでその辺で下り3発目を撮影。荒屋新町9:05発の回送9928レを撮影するため、場所を選定するが上り回送9928レは途中停車が短くて追っ掛けは困難だと諦めて雪の斜面を無理矢理登って俯瞰気味に赤坂田~安比高原のカーブで撮影した。DE10などのセミセンターキャブDLはショート側先頭の方が恰好いいのだがロング先頭を格好良く撮影するには俯瞰が有効的だとK君のお説を聞きながら帰途につく。

 

二人とも朝ごはんがまだなのでファミレスで朝食を済ましてから東北自動車道の滝沢ICから乗るも昨夜から数時間しか寝てないため、眠さも限界なので滝沢PAから阿武隈PAまで自分が代わりに運転したが路面はドライで運転しやすい。当時僕は「カルディナ」というステーションワゴンに乗っていたがK君のデリカ・スペースギアは車高が高いので眼下が見渡せて運転しやすいが雪道仕様の4WDなので燃費が悪そう。途中のSAで遅い昼食を食べて近くまで送ってもらい、ガソリン代と高速代に+αを渡して判れた。

 

因みに自分が乗車したオハネフ24-22は1999年12月3日付で尾久客車区から青森運転所へ転属後に寝台特急「あけぼの」等で使用されるが、2002年1月15日より「あけぼの」の普通指定席"ゴロンとシート"専用車として運用する事になった。

        ★★★★★Memories of the night train★★★★★