夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

急行 銀河(B寝台)

1996年1月31日(水曜日)、1月の末日だが東京駅9番線ホームの5号車乗車口付近で大阪行きの夜行急行「銀河」の入線を待っていた。例によって21時過ぎまで残業していたので新大阪駅まで行ける最終新幹線303A(のぞみ303号)には間に合わないので職場の近くでで23時(22:30 LO)まで営業している店で飲みながら夕飯を済ませて東京駅丸の内入口まで移動して「銀河」のB寝台急行券を購入して本文冒頭に戻る。この日は風が強くて寒いので入線直前にホーム売店KIOSKでいつもの様に缶ビールにバターピーを買っていたら22:54に「銀河」の回送が9番線に入線した。

 

早速5号車のオハネフ25-43に乗車して荷物を購入した物を下段寝台の上に置いてからホームの先頭に行くと牽引機は田端運転所のEF65-1118である。EF651118と言えばSuper Express Rainbowの専用機として有名だけど当時は通常塗装の一般PFで1998年から2代目指定牽引機として専用色へ変わっている。オハネフ25-43は「日本海」「銀河」「臨時つるぎ」で運用していますが、1975年12月から1976年2月までに製造されて宮原客車区へ新製配置された車両で1976年2月20日に「つるぎ」と「日本海」(下り1号・上り2号)へ投入された中の1両である。

 

機関車を確認して5号車に戻れば既に東京駅を発車して、気の早い車掌が指定券の確認に来たので今回は神戸出張なので京阪神ミニ周遊券と指定券を車掌に提示してからスーツ&コート姿から浴衣に着替えて身軽になってから缶ビールで乾杯するが車内の暖房がやや過剰なので冷えた缶ビールが途轍もなく美味く感じる。青い寝台列車から見る都会の夜景が非日常すぎて余計にそう感じるのかも知れないが有楽町~新橋~浜松町界隈のオフィスビルの明かりを見つめながら東京駅での喧騒を思い出しながら列車は品川(23:08)に到着。

 

品川駅を発車して帳の降りた港区、品川区、大田区を列車は高速運転で都会を離れると六郷川橋梁を越えて神奈川県に入ると川崎駅を一瞬に通過して次の停車駅でもある横浜駅(23:25-26)に到着。「銀河」は種別・急行なのにそして停車駅が多いのに速度を出しているように思えるが電源車込み10両編成なのでEF65PFにとっては"通客C2"は余裕なのだろう。少し早いけど横浜駅を発車したのでベッドに入ってブルートレイン独特の空間とサウンドが作りなす世界に身を預けていたらいつの間にか寝てしまったようで就寝中の停車駅と発車時刻は以下略。

 

大船(23:41-42)・小田原(0:14-15)・熱海(0:36-37)・静岡(1:48-55)・岐阜(5:01-02)・米原(5:45-47)・大津(6:33)。昨夜は大船駅の到着前に寝てしまったのでそのまま起きないで気が付いたら京都(6:43-44)入線の数分前に目が冷めたが車内放送で起きたのか周囲がざわついて起きたのは定かではない。取りあえず急いで着替えて洗面に歯磨きなどを終らせてから寝台に戻って下車準備を進める。神足(現長岡京)~山崎の天王山バックや山崎~高槻の定番撮影地を通り過ぎながら新大阪駅(7:13-14)に到着すると淀川橋梁を渡って大阪駅3番線ホームへ定時7:19に到着した。

 

大阪駅5番線ホームへ移動して711M、播州赤穂行きに乗り換えて神戸駅まで移動したけど帰路は新神戸駅から「ひかり」を利用したが京阪神ミニ周遊券をフルに使えて1140円ばかりお得に使えてラッキーでした(岐路の新幹線で食べた神戸牛肉弁当代として消えちゃいましたけど満足)。

 

        ★★★★★Memories of the night train★★★★★