1998年3月13日の下り快速｢ムーンライトえちご｣で14日と15日の｢SLえちご阿賀野号｣のDD51-745運用と暇潰しのSL撮影を終えた自分達は明日16日も同一ダイヤでの運転はあるのだが2日間をフルに撮影すれば十分なので最後の単機9223ﾚをバルブ（長時間露光）撮影を終えて東京へ帰るK君と別れて新津駅から新潟駅へ移動して乾杯付きの夕飯を食べてから普通列車で村上駅へ向かった。
1998年3月15日（日曜日）､ 村上駅で青春18きっぷに翌日16日付のハンコを押してもらうと改札開始で入線した3号車に乗り込むとクモハ164-76で上沼垂運転区のM-1編成である。実際には村上～新潟間は快速3948Mで快速｢ムーンライトえちご｣は新潟駅からになるのだが今夜も村上駅からの乗車率は高く、流石に一部の学校は春休みになってるので鉄道ファン率は高そう。当初明日は仕事だったけど何とか年次有給を入れる事が出来てN君も休みとの事で村上駅を22:31に発車すると村上駅前のコンビニで買った缶ビールで乾杯する。
ツマミは新潟銘菓として有名な浪速屋の元祖柿の種だがこれがビールに合って美味く、亀田の柿の種より味付けが濃くて辛く､正にビールにピッタリだ。村上から新潟までの快速3948Mは全区間自由席だが村上から乗車している乗客は荷物が多くて新宿方面へ通しで乗る乗客が殆どである事が分かる。快速｢ムーンライトえちご｣は羽越線を快走して坂町(22:41-41)・中条(22:48)・新発田(22:58-59)の順に停車すると新発田駅からは白新線へ入るが新発田駅と言えば1984年4月1日で廃止になった赤谷線が懐かしい。終着駅がスイッチバック（東赤谷駅）になってて新発田駅まで来ると当時を思い出す。
赤谷線が走ってる時に快速｢ムーンライト｣（現ムーンライトえちご）があれば乗り換えにどんなに便利だろうと当時を懐かしく思い浮かべるが昔は秋田行きの急行｢鳥海｣の自由席で3:11頃に到着する新発田駅で下車するので寝る事さえ出来ずに一睡もせずに新発田へ到着後、寒い待合室で朝まで過ごして5時台発の赤谷線･始発列車（キハ52）に乗った話を隣席のN君へしていると変な時間に夜行列車で着いて朝の始発列車まで待つのは昔の撮り鉄も同じで昔は駅から撮影地まで歩いたのが普通でしたとの事。話が脱線してしまったが列車は豊栄(23:09)を発車すると阿賀野川橋梁を渡り、上沼垂信号場を通過。
上沼垂信号場で信越線の線路と合流して新潟駅(23:22-27)に到着。ここから進行方向の向きを変えて列車番号も快速3720Mになって全車指定席の快速｢ムーンライトえちご｣に変わるが5分停車を利用して自販機にて新発田の地酒｢菊水ふなぐち一番絞り｣の1合缶を購入して車内に戻る。やはり新潟に来たならコイツを飲まないと始まらない（呑み鉄オヤジの独り言でした｢苦笑｣）。新潟駅を発車すると上沼垂信号場から信越本線に入り込み、N君は缶ビール、自分は日本酒で乾杯すると新津駅手前の新津運輸区横を通過するとD51-498は倉に入ってDD51-745は隣の倉に入っていた。
全検上がりのDD51-745は片側窓のプロテクター（鉄格子みたいな窓の保護棒）が外されていたのが残念だったけど思った以上の撮影が出来て満足であった。鉄道の街としても有名な新津(23:40-0:02)に到着するが今までに何回もこのブログで書いてるけど寝台特急｢日本海2号｣と高速貨物2082ﾚを先に通すためでもある。流石に寒いのでホームに降りての見物は辞めて車内の窓から通過を見送った。新津駅での22分停車がやっと終って列車が発車すると二人でリクライニングシートを深く倒して寝る事にするが昨夜はホテルで22時には寝てしまったのでこの時間帯でも眠くないので困ってしまう。
それでも加茂(0:16)停車は覚えていたけどそれから先は記憶がないと当時の手帳に書いてあるのですぐに寝たのだと思われるが、以降は就寝中の停車駅と時刻（但し越後湯沢駅と水上駅の運転停車は除く）。東三条駅(0:22-23)・見附駅(0:34)・長岡(0:43-1:09)・高崎(3:39-40)・大宮(4:30-30)・赤羽(4:48)。赤羽到着直後にN君から起こされて寝惚けながら起きると急いで下車準備を始めると池袋(5:02)に到着して快速｢ムーンライトえちご｣が定時5:10、新宿駅7番線ホームに到着した。新宿駅で解散する予定だったけどN君が大井町駅から徒歩数分の撮影地で寝台特急｢瀬戸｣の撮影に間に合うとの事で自分も付き合った。
★★★★★Memories of the night train★★★★★
