1998年1月2日と1月3日で消化した青春18きっぷが残り3枚余ってるため、消化を考えていたら1月10日にJR東日本･東北地域本社の12系ロ･ロフ6両が磐越西線に入り、会津若松から先の牽引機が長岡運転所のDD51-745が牽くとの情報が入って1月9日発の快速｢ムーンライトえちご｣と10日発帰路の快速｢ムーンライトえちご｣を急いで手配する。
1998年1月9日（金曜日）､ 新宿駅7番線ホームで快速｢ムーンライトえちご｣の入線を待っていると先週も臨時大垣夜行往復で紀勢線と関西本線のDD51+12系を一緒に写しに行ったN君が登場。実は彼も余った青春18きっぷの消化に困っていたのだが、2人とも新年早々二週連続で妻子放置で家を空けて旅に出るのはお互いに抵抗を感じるものだと顔を見合わせて苦笑してしまうが｢ムーンライトえちご｣の回送が22:50入線したので3号車に乗り込むとクモハ164-76であった。僕は自宅から角瓶をステンレス製のポケットボトル容器に詰めてきたのでビールは買う予定は無かったけど車内が暑いので1本頼んだ。
新宿駅を23:09に発車すると缶ビールを空けて自宅から持ってきたソフトミニカルパスとN君が持参したチップスターをツマミに乾杯する。今回はフード付き防寒着にゴム長靴装備なので機材は軽装備にしてエクタクローム･E100VSが入ったメインカメラボディ1台と50/85/100/135/200mmの明るい単焦点レンズのみで降雪時の撮影を考慮している。列車は池袋(23:16)・赤羽(23:26)に停車しながら埼京線・山手貨物線・東北貨物線を進み大宮(23:40-43)に到着した。今回乗車したクモハ164-76はM1編成で全車松本運転所から新潟運転所へ転属した車両で初期の｢ムーンライト｣に充当されてる車両である。
快速｢ムーンライト｣の初期は赤い（茶色？）車体だったけど1994年か1995年くらいから黄色と白色（クリーム色）の帯を巻いた現行の塗装デザインに落ち着いたが最初は楕円形のヘッドマークで車体の塗装が変わり、列車名が｢ムーンライトえちご｣に変わって特急の様な背面テーブルが付いたり、足を乗せるフットレストが消えたり同じM編成でも仕様が変わって面白い。熊谷駅の手前で新潟運輸区の車掌が登場してきっぷ類を呈示すると3号車の検札が終るとすぐに3号車は減光になった。車内は圧倒的に旅行客が多く、TDLかTDSの帰り客の団体が多いので今夜も6両編成で運転。
やがて列車は高崎(0:55-1:28)に到着するが私は高崎発車前に寝てしまった。以下は就寝中の停車駅と時刻･･･長岡(4:05-13)・見付(4:26-26)・東三条(4:33-33)・加茂(4:40)・新津(4:53-54)・新潟(5:06-13)。僕が目が覚めたのは新潟駅構内を走行中で長岡駅も新津駅も気が付かなかったがあまり寝れなかったN君の見たままによれば長岡駅ではホーム自販機が好評でそれだけ車内の気温が高かったのだろうが新津駅を発車後に見える新津運輸区には三つ目ライトのDD51-745が見えなかったので無事臨単9220ﾚのスジで会津若松まで単機回送されたに違いない。
新潟駅の7分停車で冷えた缶飲料（アクエリアス）で喉を潤して寝るとしよう。いつもなら新津駅で降りてK君に拾ってもらうのだが臨客9225ﾚは会津若松発が昼過ぎなのでK君もゆっくり出るから村上ターンでもして戻ればいいよと言われてるのでこの先も寝かしてもらう。列車は新潟駅を発車して白新線に入るけど外はまだ真っ暗なのでその先も寝かせてもらったが列車は豊栄(5:24)・新発田(5:35-35)・中条(5:46)に停車したと思うが自分は寝ていて気が付いたら坂町(5:54-56)だった。急いで洗面などを済ませて席に戻ると終着駅である村上駅に6:05到着。
快速｢ムーンライトえちご｣崩れの3921Mは折り返し新潟行きの快速3922Mになるので席の向きだけ変えて村上駅前のコンビニで朝食を買って食べながら6:11発.快速3922Mに乗車して新潟から428Mに乗り継ぐと7:28新津駅到着。K君の車に拾われて安田ICから会津坂下ICまで高速経由で進んで喜多方～山都の川吉Sカーブを俯瞰気味に撮影できるポイントに到着。雪の崖上りを直登するのは苦労したけどベストポジションに三脚を立てて撮影後に車で追いかけて上野尻～徳沢、更に三川～五十島まで3回撮影して終了。三川の道産子で遅い昼飯のラーメン食べてN君と村上駅へ向かった。
★★★★★Memories of the night train★★★★★
