夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

臨時急行 おが(14系ハザ)

1994年5月3日(火曜日)、早朝に陸羽東線・東長沢~南新庄でDE10重連「あけぼの」を撮影した自分達は急遽、羽越線の余目周辺まで車を飛ばして急行「あおもり」(20系)と同じ臨時急行の「天の川」(14系座席車)の2本を撮影後に女鹿~小砂川で特急「白鳥」「いなほ」を撮影してからK君が秋田駅まで送ってくれた。 帰路はもう乗る機会がないであろう臨時急行「おが」に乗って帰りたいものである。 臨時急行「おが」の秋田発は急行「津軽」発車の10分前である20時に発車するので夕飯を終えて発車1時間前から自由席に並んでいた。

 

臨時急行「おが」は24系の寝台車3両に14系座席車が5両の8両編成で座席車は2両が指定席・残り3両が自由席で禁煙車は8号車である事は事前に調べておいた。 最後であろう「おが」なのなのでB寝台を奢りたいが、GW後半には家族での山口県旅行も控えており、節約を趣旨としたいため、6180円高の差は厚く、帰路も禁煙自由席で帰るため7号車の乗車位置前に並ぶ。 暫く待っていると特急「たざわ28号」が、発車した後の19:42に臨時急行「おが」(9406列車)の回送が、南秋田運転所のDD51-784が牽引して入線。 早速7号車に乗り込むと尾久客車区のスハフ14-41で中央の進行方向右側をキープする。

 

10分後に同じ上野行きの臨時夜行急行で運転期間も長くて自由席が6両もある「津軽」があるため、臨時急行「おが」の利用率は臨時急行「津軽」に比べて少ないけど自由席が、2両しかない「おが」だけどそこそこ乗車して乗車して7号車は3割の乗車率がある。 20:59に入線した「津軽」はもう少し乗車率が多いけど4人BOXの583系と簡リク14系では混雑度の比率%を同一には計算できない。 臨時急行「おが」は定刻21:00に秋田駅を発車すると停車中は騒音を上げていたスハフ14の発電用ディーゼルエンジン音も気にならなくなったがエンジン音は停車中の方が煩く感じる。

 

しかし禁煙車に煩いスハフ14(スハフ12)・スハネフ14(スハネフ15)を宛がうのは禁煙者にとって差別を感じてしまうのは自分だけだろうか? 。約4分で大曲(21:04-04)に到着すると3~4人が乗ってきたけど運転日数が多くて自由席両数が多い、臨時急行「津軽」に流れるらしい。 大曲駅を発車すると22分で横手駅(21:26-32)へ到着するが今までは架線下のDL牽引列車だったけど横手駅からはいよいよ非電化区間北上線なので暫し楽しむ。本州で非電化区間を走る夜行列車は「あけぼの」「おが」「出雲」「だいせん」くらいしかないけど非電化区間の夜行が消えるのは本当に残念な事である。

 

横手駅を発車するといよいよ待望の非電化区間に突入して58分で運転停車和賀仙人駅(22:30-31)に到着、特に下り列車との交換(すれ違い)は行われなかったと記憶するが、ホームのない場所でDD51+「おが」を長時間露光撮影しているK君を発見。すぐに発車して約10年半ぶりに乗った急行「おが」(当時はまだ季節列車の全車14系座席車)を懐かしく思っっていたら北上駅(運転停車)到着前に寝てしまったらしい。 横手を発車すると臨時急行「おが」は運転停車駅以外は除き、黒磯駅までノンストップ運転になる。 就寝中の停車時刻は黒磯(3:48-57)・宇都宮(5:01-07)・小山(5:35-35)。

 

仙台駅前後にトイレで目が覚めて先頭車のオハネフ25から確認したら青森東運転区(仙台電車区常駐)のED75-751を確認。結局完全に起きたのは白岡~蓮田くらいで既に埼玉圏内に入っており、大宮駅が近いので朝の支度、洗面、下車準備に勤しんでいると大宮駅(6:26-27)と赤羽(6:43-43)に到着。沿線の撮影地や駅には多くのカメラマンが居て、なにか珍しい機関車が牽引しているのかなと気にはなっていたけど眠くて思考能力が萎えていたのである。 いつもの様に尾久客車区と田端運転所の枠を通ると上野駅地平ホームへ行くルートに入って定刻時刻6:54に上野駅15番線ホームに到着。

 

牽引機を確認してないので大連絡橋には行かずに、車止め経由で歩いていると今日はヤケに人が群がっているなーと思ったらSuper Express Rainbow専用機ことEF65-1019だった(当時はコアな色釜ネタファンからセントークと呼ばれていた)。
   
          ★★★★★Memories of the night train★★★★★