夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

臨時急行 八甲田(14系ハザ)

1994年4月28日(金曜日)、上野駅13番線ホームにて臨時急行「八甲田」(8105列車)の入線
を待っていた。 そういえば昨年の今頃も上野駅でまだ定期列車だった急行「八甲田」を待っていたが、1985年3月14日改正で季節列車から臨時列車へ格下げされた急行「おが」ですけど格下げされた後も臨時列車で9年以上走りましたが、1994年の冬臨を最後に完全廃止になる事が決っていた。 日が長くて霧が出ることも少ないゴールデンウィーク北上線で最後となる臨時急行「おが」の勇姿撮影と、更に陸羽東線でのDE10重連牽引寝台特急「あけぼの」の撮影もするため、北上駅まで臨時急行「八甲田」を利用する事になった。

 

2月15日に発売された鉄道ダイヤ情報1994年3月号の春の臨時列車一覧表では臨時急行「
八甲田」は14系座席車の現車9両で自由席が5両との情報であるが8号車の禁煙自由席へ並
んでいた。 流石にゴールデンウィーク初日前夜だけあって今夜は多くの臨時夜行列車が上野駅から発車され、上野発の夜行急行だけでも「八甲田」「おが」「津軽」「加賀」の4本が、設定されている。 入線1時間前から待っていたが、入線時刻になると我が8号車の待ち人数も増えて20:30に回送8105列車が推進運転で入線した。 8号車に乗車するとオハ14-91で青森運転所所属の14系座席車であるが、進行方向右側の窓際をキープしてから先頭車の一番前に向かう。

田端運転所のEF65-1027が連結されているシーンを確認してからホーム売店酒類とツマミを購入して車内に戻ると8号車は約半分の席が、埋っている感じである。 席に戻ると
21:30に臨時急行「八甲田」は定時で上野駅を後にして、幾つものポイントを渡って今宵も青森を目指して星空の使者となった。 臨時「八甲田」に乗るのは1993年12月22日の「八甲田85号」以来、約4ヶ月振りだが、大宮(22:10-12)に停車して小山(22:58-59)を発車すると車内は減光された。 飲む物が無くなり、周囲を見回すと車内は大宮駅で乗車が増えて8号車は6割以上の席が埋ってこのまま盛岡駅までこの乗車率が続くのであろう。

翌朝は5:14到着の北上駅なので早く寝ないと翌日自分が、つらい思いをするので宇都宮(23:20-24)発車前に簡易リクライニングを倒して寝た。 以下は就寝時間帯に停車した駅の時刻・・・那須野(23:56-56)・黒磯(0:07-14)・白河(0:36-37)・郡山(1:08-10)・福島(1:50-2:01)・仙台(3:06-08)・一ノ関(4:20-22)・水沢(4:49)。 途中、郡山駅前後と仙台駅前後でトイレで目が、覚めて郡山駅前後のトイレ起床では9号車の先頭にある、展望エリアへ機関車番号を確認しに行ったら青森東運転区のED75-1033を確認した。 目が覚めた時に列車は水沢駅へ到着してたのでセーフだったけど最悪5:00には目覚まし時計が鳴る。

 

北上駅(5:03-04)到着が、近いので目覚まし時計のアラームを切ってから急いでトイレへ行き、下車準備をしていると列車は徐行運転に切り換って北上駅到着を知らせてくれるが、昨年の今頃と同様に荷物を持って跨線橋階段に一番近い、5号車に移動するとちょうど列車は停まって扉が開いた。 改札口を出るとK君の車が、横付けしてあって撮影機材をぶち混んでシートベルトが未だなのに即座にM君の車が、急加速で国道107号線を高速運転で走り、"横川目~岩沢"で急行「おが」を撮影した後に、更に車で追いかけて2発目は"相野々矢美津"で撮影。

翌々日まで早朝は北上線で急行「おが」を、撮影してから残りの5/2と5/3は陸羽東線でDE10重連牽引の寝台特急「あけぼの」を撮影した。

         ★★★★★Memories of the night train★★★★★