夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

急行 おが2号「6402レ」(旧客)

このブログ記事は1976年~1977年に乗車した夜行列車レポート手記をWindow98のXLS入力したHDDが、パソコンデーター復旧で当時のExcelデーターが甦ってそれを元にした
およそ42~43年前の乗車記ですので時刻や番線などに相違があったらご了承ください。

 

1977年3月10日(木曜日)、東北旅行もいよいよ最終日になったが、今日は福島から秋田まで旧客の長距離鈍行に乗って秋田に戻ってきたM君と自分は土産物を沢山購入して男鹿
線・男鹿駅の暖かい待合室で快速8134列車(秋田から急行「おが2号(6402列車)」の改札開始を待っていた。 帰路は急行「津軽」「鳥海」「おが」なんでも良かったのだが、1976年の北海道での往復「八甲田」、今回の東北旅行で乗った「津軽」「八甲田」でもED71やEF57が、牽引する夜行に巡り合わなかったので季節列車や臨時列車なら確率高そうで急行「おが2号(6402レ)」を選んだ訳。18時過ぎに快速8134列車の編成が横付けして15分前の18:15に改札開始だ。

 

ダッシュでホームに入って11号車のスハフ42-2077の定番位置に荷物を置いて残り10分ちょっとなので2人で編成チェックをした結果が以下、DD51517+⑪スハフ42+⑩オハ46+⑨スハ43+⑧スハ43+⑦スハ43+⑥スハ43+⑤スハ43+④スハ43+③スハネ16+②オロネ10+①スハフ42。DD51は秋田運転区の517号機でSG(STEAM GENERATOR・蒸気発生装置)のボイラーで蒸気を沢山作って旧客へ送気してるのにDD51の屋根からも蒸気が、漏れてSLの煙みたいでそれが空まで上がって幻想的。 あっと言う間に18:30になり快速8134列車の発車時刻だが東北の3月は既に日没時刻を過ぎているのが悔しい。

 

快速8134列車は脇本(18:43)に停車して船越(18:41-43)ではDD51-513牽引の旧客1137列車とすれ違って船越(18:55-59)では139D退避なので4分停車してキハを待ってからの発車。 船越を出ると外は真っ暗闇で何も見えないけど音で分かる八郎潟橋梁を渡ると天王(19:06)に到着。 追分(19:21-22)から奥羽線に合流すると土崎(19:30)にも停車して、秋田(19:41-20:28)へ到着。 ここからようやく急行「おが2号(6402レ)」になるのだ。 秋田で殆ど下車して残ったのは我々だけたが、秋田の発車が37分後だから当然か?シーズンオフ平日なのもあるけど秋田到着29分前に上野行き急行「津軽1号(402レ)」が発車した所為でもある。

 

秋田運転区のDD51-517が離れて代わりに同じ秋田運転区のED75-761が連結されてホームの売店等で夕飯の弁当や飲み物など購入。 今回の旅では最後の夜行列車なので今宵は楽しく過ごしたい物だが、発車10分前になると乗客も集まるけど11号車はやはり人は少なめだけど機関車次位は鉄道ファンが好む位置だが今夜はそれらしい姿は我々だけになりそうだ。 秋田駅を20:18に定時発車した急行「おが2号」だがM君の偵察によれば他の自由席も空気輸送の如く空いており、季節列車とは言うものの、臨時列車だから致し方ない。 旅期間中の「津軽1号」「十和田3号」「津軽2号」も極めつけに空いていたもんな。

 

M君と食べた秋田で購入した牛めし弁当(\500)に感動したり、食後の一服が美味いとか人への背伸びをしていると大曲(21:12-13)・飯詰(21:21)・横手(21:40-42)と到着して秋田駅で乗った帰宅組サラリーマンが、降りて乗車率は逆に減ってる有様。 更に十文字(21:53)・湯沢(22:02)横堀(22:14)・真室川(22:48)に停車して陸羽東線陸羽西線の接続駅でもある新庄(23:05-06)に到着。 秋田駅の駅弁で満足した我々は白河夜船状態直前(ぐっすり眠り込んで何が起込んで何が起こったか知らない事の例え)で今夜も連日の寝不足が祟って爆睡らしい。 以下は就寝中の停車駅と時間など・・・。

 

  大石田(23:39)・山形(0:08-16)・福島(2:00-13)・郡山(2:55-56)・白河(3:28-29)・黒磯(3::59-4:05)・西那須野(4:15)・宇都宮(4:46-48)・小山(5:12-12)。 郡山手前でトイレ行きにて目覚めた時に最前部の展望デッキで確認したらED71でなくてED75-69が牽引していたのは確認出来た。結局板谷峠黒磯駅も夢の中で目覚めたのは小山~大宮走行中だったが、見に行くと既にM君が来てEF57を期待してたけどゴハチこと、宇都宮運転所のEF58-102で原型窓とヒサシがメチャ格好いい機関車。 なおEF57は因みに他区からのEF58形の転入が進んだ事により、1977年正月の臨時列車牽引を最後にほぼ運用を終えたそうだ。

 

個人的にはEF15・EF16・EF57の旧型電機よりEF58のような流線型が、好きだけど13歳くらいの時に中央線でEF15が、牽引する旧客で笹子駅スイッチバックを越えた思い出があるだけだが、国鉄西鉄道管理局主催、EF15牽引団体イベント列車「スイッチバック号」乗車で思い出は成仏できた(苦笑^^)。大宮駅到着が近いので洗面やトイレに下車準備を進めて大宮(5:54-54)を発車すると今年の夏くらいもオンボロ客車で北を目指す予定だが4月になれば大学入学で忙しくなりそうだ。 赤羽(6:09)に立ち寄って東京に入ると6:04、上野駅18番線ホームに到着。

                           ★★★★★Memories of the night train★★★★★

 

 弊ブログは過去に乗車した夜行列車の思い出レポートとなりますのでご注意ください