夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

快速 ムーンライト(3763M)

1996年3月8日(金曜日)、新宿駅5番線ホームで小学生の子供と村上行き・快速「ムーンライト」を待っていた。実は子供がどこで誰に聞いたのか知らないが、何と只見線に乗りたいと言い出した。只見線に乗った事がある人なら分かると思うけどアクセスの悪さはピカイチで本数も極めて少ないし、まして青春18きっぷでは小出駅会津若松駅まで行くのが大変なのである。子供の行く小学校が第二土曜日と第四土曜日が休みなので往復快速「ムーンライト」(1996年3月16日より快速「ムーンライトえちご」へ変更)利用でも只見線は下りだと会津若松12:47発の429D、上りだと小出12:56発の434Dしか乗れない。

 

だいたい快速「ムーンライト」乗車だと磐越西線羽越線への撮影行きが多くて今回子供のリクエストで会津若松駅まで行くのに「ムーンライト」に乗って磐越西線を走るのは時間の無駄だと思うけど今回は子供の趣向に合わせて乗る鉄なので気軽に行こう。5番線で待機していると22:50くらいに回送電車が入線して5号車のモハ164-860(M6編成)に乗車して指定の席上にある網棚に荷物を置いてから階段上ったコンコース上の売店で飲み物と摘む物を購入して席に戻る。子供は何も言わず当たり前の様に窓際に座り、発車を待っていると23:03に快速「ムーンライト(3763M)」が新宿駅を離れた。

 

取り敢えずは村上まで寝て新潟まで戻り、新津~会津若松を乗って只見線小出駅まで縦断してまた村上まで戻って快速「ムーンライト(3720M)」で新宿方面に戻る感じで只見線の乗車より移動時間が長いというかぐるぐる乗りまわる旅になってしまった。今宵は3~6号車の3両編成だが青春18きっぷが使える期間なので5号車も満席に近く、指定券は早々に売り切れている。子供はソフトドリンク、僕はビールを飲みながら親子でポテチやあられをつまみながら山の手貨物線を進み、池袋(23:11)・赤羽(23:26)に停車しながら田端信号所から東北貨物線へ入り大宮(23:40-43)へ到着。

 

大宮からは高崎線に入り車掌が回って来たので翌日の日付が入った青春18きっぷや指定券を呈示すると数分後に2号車の照明が減光された。車掌の殆どが全ての切符チェックを終えてからまとめて減光する車掌が多いけど中には1両1両小まめに検札が終って減光する気が利く車掌もいるのである。今回は村上駅まで乗ってそのまま折り返しの3922Mで新潟まで戻ってくるのでかなり寝坊出来そうである。車内は熊谷駅を通過したくらいから静かになって深夜の高崎(0:55-1:09)に到着すると深夜でも営業している自販機で早速追加の缶ビールを購入して速攻流し込んでリクライニングを倒して寝る。

 

高崎駅の14分停車の内に寝てしまったようだけど以降は就寝中に停車した駅の時刻・・・長岡駅(4:05-15)・見付駅(4:26)・東三条駅(4:36-37)・加茂駅(4:44)・新津(4:59-59)・新潟(5:12-19)・豊栄(5:32)・新発田(5:44-44)・中条(5:55)。他には新前橋と水上に越後湯沢でも運転停車しているが目が覚めたのは中条に停車中であった。大宮駅発車後にすぐ寝てしまった子供は新潟駅の停車を覚えていた様だが僕は朝までぐっすりと寝てしまい、子供がトイレに行く際に僕の脚を乗り越えていくのに起されなければ6時まで寝ていたと思う。

 

子供が新潟から後ろ向きに走る謎を聞いていたが坂町駅(6:02)を発車すると10分で村上駅なのでその謎はこの後に乗る快速3922M、新潟行き(ムーンライトそのままの編成が新潟駅まで戻る)の車内で教えるとしよう。快速「ムーンライト」は6:12に定刻で村上駅へ入線した。快速「ムーンライト」は村上駅に到着すると車内清掃もせずにそのまま折り返し快速3922Mで新潟駅(7:25着)まで出てその先は新潟8:24(あがの2号)10:34会津若松経由で只見線429D⇒431Dに乗って小出へ向かった。

          ★★★★★Memories of the night train★★★★★