夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

快速 ムーンライトえちご

1999年4月2日(金曜日)、今月から中学1年生になる息子と新宿駅7番線ホームで村上行きの快速「ムーンライトえちご」の入線を待っていた。実は大学時代の後輩で東京に就職したけど子供が出来たら故郷へ帰りたいと転勤で山形県酒田市へ戻って春休みに子供を連れて遊びに来いよと誘われていた。年賀状には3月最終土曜日に行くよと書いたのだが、その日は親類の法事で潰れて1週遅れになってしまったのだ。11,500円の青春18きっぷは3月上旬に1冊(実際は1枚)購入しており、子供が冬休みに一人旅で1枚使っているので親子で2枚ずつ使えばちょうどいい。

 

流石に4月なので寒くはないけど入線を待っていると22:50に快速「ムーンライトえちご」となる回送電車が入線したので6号車に乗り込むと上沼垂M2編成のクモハ165-100に乗り込むがMC165-100は新潟運転所(現上沼垂運転区)生え抜き車で改造などの入場以外は新潟を離れた事がない車両でもある。階段を登ったコンコースにある売店で缶ビールや飲み物を買ってから車内に戻り、発車前からコーラの息子と乾杯した。親子でポテチをつまみながら飲んでいると定刻23:16に快速「ムーンライトえちご」(3927M)が新宿駅を発車した。

 

明日の予定を考えるが通常村上821D乗継だと酒田駅着が8:32で流石にこの時間帯に人の家に行くのは早すぎるのでその次の酒田行きは新津6:18発の823Dになるが流石に村上駅からは座れないかも知れず、かといって快速「ムーンライトえちご」を4:53着の新津駅で降りるのもかったるくて新潟駅に到着したら新発田行き1623Mに乗って新発田から823Dに乗り換えた方がよさそうだ。列車は池袋(23:16)と赤羽(23:26)に停車して東京都から埼玉県に入ると大宮(23:40-43)に到着。例によって待機してた新潟貨物ターミナル行きの高速貨物Aを即先行させてから快速「ムーンライトえちご」は3分後発車した。

 

因みに乗車している「ムーンライトえちご」は高崎、長岡で長時間停車があるので高速貨物Aを抜く事は出来ないし、夜行急行611Mにも抜かれてしまう始末。今回は6号車なのですぐに車掌が回ってきて指定券・翌日から有効の青春18きっぷに高崎までの乗車券を呈示すると6号車の検札が終り次第6号車のみ減光になった。時間的にはまだ早いけど明日は新潟駅下車なのでリクライニングを深々と倒して寝る事にするが鴻巣駅くらいから記憶がなかった。以降は就寝中の停車駅と時刻・・・高崎(0:55-1:28)・長岡(4:05-13)・見付(4:24-24)・東三条(4:33-33)・加茂(4:40)・新津(4:53-54)。

 

目が覚めたら新津駅を発車するところで当時は新津市だったが、6年後には新潟市編入されて新潟市秋葉区へと変わっている。新津運輸区構内を車窓から確認すると新津運輸区常駐、長岡運転所の三つ目ライトことDD51-745の姿は見えずJR貨物・東新潟機関区へ貸出中のようだ。子供を起して親子で下車準備をしていると快速「ムーンライトえちご」は新潟(5:06-15)に到着。僕らは新潟6:06発の新発田行き1623Mに乗り換えだが子供を2番線ホームのベンチに座らせて僕の荷物も置いておき、身軽になった自分は新潟駅からやや離れたコンビニまでダッシュで2人分の朝食を買いに行った。

 

1623Mの入線前に余裕で戻る事が出来て1623Mで新発田駅まで行き、新発田駅から酒田行き823Dに乗り換えると日本海が望める進行方向左側のボックス席をキープする事が出来て酒田までの2時間39分間を親子で車窓を眺めながら、コンビニ朝食を食べて酒田駅へ向った。

        ★★★★★Memories of the night train★★★★★