このブログをアップした2023年1月23日現在で定期｢北斗星｣が廃止になってすでに8年が経過しているけど弊ブログのメインコンテンツである｢想い出夜行列車レポート｣では1997年10月辺りをトレース中であり､1997年10月24日に｢北斗星｣に乗車。更に年内はあと2回｢北斗星｣の想い出レポートをリリースさせるために近年の車両変化やサービスの相違と新しいディナーメニュー内容or紹介をするための夜行列車レポートに連結した関連参考記事だと思って頂いても間違いではない。よって本件は1996年から1999年までの北斗星が対象である。
前回は「7～8年目の北斗星」が1994年と1995年が対象で2020年2月24日に纏めてあるので今回は「9～12年目の北斗星」として車両動向と動きなど、そしてGrand ･Chariotの変更点を進め紹介して行きたいと思う。 1996年1月11日から上野～新得間で｢北斗星トマムサホロ｣運転開始、トマム駅発着（回送は新得まで運転）だった｢北斗星トマムスキー｣の北海道寄りの始終点を新得駅まで延長したものでサホロ･狩勝高原リゾートの便を考えて｢北斗星トマムサホロ｣という列車名称に変わったとの事である。
｢北斗星トマムスキー｣と同様に直流区間は田端運転所のEF65PFが、交流区間は青森運転所東派出所のED75が担当して津軽海峡線は青函運転所のED79かED76-551が牽引して非電化区間は函館運転所のDD51（単機牽引が多い）が担当。1997年3月21日から｢北斗星1･2号｣の11号車を簡易個室･Bコンパート（オハネフ25-2、15）化。更に1997年6月1日から同じく｢北斗星1･2号｣の1号車を簡易個室･Bコンパート（オハネフ25-4、8）化した。
｢北斗星1･2号｣個室化推進のため､1997年3月に苗穂工場で誕生したBコンパートメント車は開放式B寝台の区画にテンキー式電子ロック付きの仕切り戸を設けて寝台ベッドの改装やカーテンの交換などが行われた改造車4両が登場したけど元番号はそのまま引き継がれ、追い番などはなかった。4両中4両が毎日使われるため､不具合時や検査の時は通常のオハネフ25が組成された。1997年10月1日の｢北斗星1･2号｣3号車には2人用B個室デュエットに変更されて、更に1998年3月1日には｢北斗星1･2号｣の3号車にも2人用B個室デュエットが変更になり、｢北斗星1･2号｣の完全個室化編成が完成した。
1999年7月16日～8月28日と9月22日～30日までの期間中､｢北斗星1号｣を｢北斗星小樽号｣して上野16:50⇒札幌9:20⇒小樽10:05として延長運転して最大10月31日まで継続された。因みに上りの｢北斗星2号｣は札幌始発の所定運行である。1999年7月16日より運転開始された全車2人用A個室臨時寝台特急｢カシオペア｣の運行により｢北斗星3･4号｣にあたる6003･6004ﾚが廃止になり、北斗星3往復だった｢北斗星5･6号｣が北斗星3･4号（3ﾚ･4ﾚ）になった。
それでも繁忙期などには北斗星の臨時が｢北斗星81･82号｣(8005ﾚ･8006ﾚ)として運転されたが1999年の夏臨は上野発の北斗星81号が7/16～8/28･9/9･11･13･16･18･20･22。札幌発の北斗星82号が7/16～8/29･9/10･12･14･17･19･21･23という運転実績で1999年の夏臨は全日程期間中、北斗星81号の運転初日が尾久客車区、北斗星82号の運転初日が札幌運転所の担当区分けであった。定期北斗星2往復、カシオペア1往復、臨時北斗星81･82号1往復、臨時エルムが１往復で更に津軽海峡線と道内はトワイライトエクスプレスの運行で繁忙期はダイヤが立て込んでしまい、カートレイン北海道のスジが消されてしまった。
GrandChariotのディナーは1995年に変わって以来変更･更新がなかったけど｢7～8年目｣の北斗星で紹介済み。1999年にカシオペアがデビューするとそれに合わせて北斗星も新メニューになったが洋食はカシオペアと同じメニュー。フランス料理コース7,800円｢スモークサーモンと甘海老のサラダ風イクラドレッシング｣｢北海の幸クリーム煮 軽いスープ仕立て｣｢牛フィレ肉のソテー シャスールソース｣｢フルーツトマトのサラダ オリーブオイル風味｣｢チョコレートケーキと季節のフルーツミルフィーユ｣｢珈琲｣｢パン｣。
和食懐石膳ディナー 6,000円 ｢小鉢(しめ鯵･数の子･イクラ)｣｢焼き物(鮭照焼･北海漬･鶏八幡巻)｣｢小鉢(アスパラ･フカヒレスープ･カニ爪･ホタテ貝柱)｣｢煮物(湯葉けんちん･みがき牛蒡･蓮根・里芋･手綱蒟蒻)｣｢刺身(鮪･ボタン海老･アオリイカ)｣｢水菓子(メロン･和菓子｣｢香の物(季節替り)｣｢御飯(季節替り)｣｢お吸い物(季節替り)｣｢珈琲｣。モーニングメニューやパブタイムでは変化がありませんでした。
最後に1998年3月ダイヤ改正で5列車こと｢北斗星5号｣の停車駅が増えて一部の時刻が変更になっています。上野～函館間の時刻に差は殆どありませんが今まで5号は通過してた森、八雲、伊達紋別が停車駅に変更になって洞爺駅では後から来る5001D｢スーパー北斗1号｣先行退避させるために洞爺駅(8:41-47)で6分停車となり、札幌駅到着が10:50から10:59へと9分間遅くなってしまう。
★★★★★Memories of the night train★★★★★
