夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

特急 オホーツク10号(B寝台)

1996年8月29日(木曜日)、 残った道東観光地をレンタカーなどで回った自分達親子2人は網走駅の駅舎内で22:15発・札幌行き特急「オホーツク10号」の改札が開くまで待機していた。長かった子供と2人親子北海道旅だったけど今夜乗るのが道内最後の夜行DC特急のラストになる。21:50に特急「オホーツク10号」の改札が始まり、改札を通ると1番線にスハネフ14をキハ183系でサンドイッチした一風変わった編成が停まっているので3号車のスハネフ14-508に乗車、3番下段と4番下段だったので自販機の飲み物を買いがてら編成を眺めると「スーパーとかち」色の183系が混じっているのがご愛嬌。

 

8月下旬の木曜日、B寝台は大いに空いており、3割くらしか乗っていないけどこの先の北見で乗客が増えると思うので何とも言えないけど22:15に定刻で網走を発車すると旭川車掌所の車掌がキップ拝見で巡回してきたので親子で北海道フリーきっぷと金額表示のない特急寝台券を見せてから今夜は早く寝るんだよと息子に言い聞かす。夜行おおぞらに比べて「オホーツク10号」は1時間15分乗車時間が長いのですぐには寝ずに暫くは夜行列車の雰囲気を楽しむために4号車の空いてる自由席に座って暫し、就寝前の一時を楽しんだ。

 

女満別(22:38)に停車して多少の乗車客を拾って美幌(22:50-51)を境に自由席から3号車の寝台車に戻って浴衣に着替えて寝台に潜って就寝した。以降は就寝時間中の停車駅・時刻・・・北見(23:17-18)・留辺蕊(23:41)・生田原(0:07)・遠軽(0:24-34)・丸瀬布(0:59)・白滝(1:30)・上川(2:23-46)・当麻(3:32)・旭川(3:45-4:20)・深川(4:47-48)・滝川(5:10-12)・砂川(5:20)・美唄(5:36)・岩見沢(5:51-52)。朝6時ごろ目が冷めてトイレを行くために息子の寝台のカーテンを捲るといないので3号車のトイレと4号車のトイレを探すが使用されずにトイレの扉を開けて中を確認すると息子は入っていなかった。

 

これはもしかして途中の駅で降りたって事はないと思うが途中駅で息子が浴衣姿でホーに降りれば車掌や駅員くらいは気付くだろう。やや青くなってグリーン車のトイレでも入っているのかと探しに行くと何と寝台車備え付けの浴衣を着たままグリーン車の端の席に座っていたので頭を軽くポンと叩いてデッキに出て注意をしてから3号車の寝台に戻る。江別(6:10)を発車すると札幌駅までは20分なので洗面にハミガキや下車準備を済まして待つと既に列車は千歳線と並んで走り、定刻の6:30に札幌駅4番線ホームに滑りこんだ。

 

8月30日(金曜日)札幌駅構内でホットコーヒー(息子はホットミルク)を飲んで暫し休憩した後、帯広行きの特急「スーパーとかち1号」の2階建てグリーン車、キサロハ182-550番台のグリーン車に乗って帯広では豚丼の老舗ぱんちょうでランチタイム。帰路は特急「「スーパーとかち6号」の2階建てグリーン車でとんぼ返りしたが行きのグリーン車はA席orB席、帰路はC席+C席で一人用席を向かい合せに座っていると車掌のご好意で1階部分の普通2人用個室も見学させてもらった。翌日は朝が早いので札幌駅北口前のホテルクレスト札幌(当時僕が札幌で愛用してたシティーホテル)のツインに宿泊。

 

翌日8月31日はこれまた子供のリクエストだった「スーパー北斗」での往復で「スーパー北斗2号」で函館まで行って函館朝市の海鮮丼屋さんで早めのランチを済ませて「スーパー北斗6号」で札幌駅へ戻った。同じ列車で戻るだけという芸のない乗車行為だが子供のリクエストとあれば致し方ない(苦笑)。

 

2021年最後のBlogUPとなります・・・早いですがよいお年をお迎えください。

 

         ★★★★★Memories of the night train★★★★★