夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

🍴夜行列車の味・北海道編🍱

1995年12月21日から始めた月1回の新企画「🍴夜行列車の味🍱」の2回目といて本日UPします。2回目の今日は北海道編として道内の夜行列車に纏わるグルメや美味しかった食べ物をピックアップしてゆきたいと思う。

 

【函館夜行】函館夜行とは函館駅と札幌駅を山線経由(小樽廻り)や海線経由(苫小牧廻り)で結ぶ夜行列車で普通夜行の43列車・44列車、(のちの41列車・42列車)と夜行急行「すずらん」に快速「ミッドナイト」の事を言う。普通列車なので車内販売はなく、途中の停車駅で食料を買う事も出来なかったので想い出に残る味は深夜でも函館駅ホームの立ち食いそば屋に数個置いていた北海幕の内(450円)だ。ここの弁当は青森を19:25に出た青函連絡船・27便が23:15、函館に到着すると23:40発の急行「すずらん5号」と23:51発の普通43列車の乗客がホームに降りて来ると確実に売り切れるのである。

そのため、早く買わないとホームで蕎麦をすする事になるが北海幕の内の掛け紙には漫画チックな鮭とイカとワカメが描かれており、塩鮭の焼いたのが美味しかった。貧乏学生旅ではなかなか駅弁を食べる機会は少なかったけど昼食を抜いたりして予算調製してた学生時代が懐かしい。なお1990年代から北海幕の内は長方形の箱に入り、弁当中身を写真にしていたが昔の北海弁当とはまるで違う弁当になってしまった。

 

【利尻・大雪】この2本の下り列車は深夜の旭川駅で駅弁が買えたのが懐かしい。当時の旭川駅(昔はasahigawaと濁った)は駅が深夜でも開放されており、主に売っていた弁当は大雪寿司と旭岳べんとうが多かったようだ。大雪寿司は海鮮の押し寿司で旭岳べんとうは普通の幕の内だが駅弁掛け紙には絵画風で大雪山系の旭岳をバックに781系電車(実際にはキハ183に見える)が快走している絵が鉄道ファンには嬉しい。あと急行「大雪」では深夜の遠軽駅で立ち食いそば屋が営業して、この店舗は1番ホームと駅の外側の間に店を設けており、両側からも利用できて便利だったけど合鴨蕎麦が美味しかった。

厳冬期の時期の「利尻」「大雪」だと自宅からミカンと網ネット・丈夫な紐を用意してミカンを入れた網ネットを紐を頑丈に縛って窓を開け、ミカン入りの網ネットを窓から垂らして窓と二重窓をキッチリ閉めたら紐を窓際肘掛に固定すれば翌朝には冷凍ミカンの出来上がり。瞬間冷凍の市販冷凍ミカンと違ってみかんの皮がバリバリに凍てつくけど暖房の効いた車内で朝に食べる冷凍ミカンは美味しい。しかし14系になった道内夜行では残念ながら冷凍ミカンは作れなくなってしまった。

 

【狩勝・からまつ・まりも】札幌(一部小樽発)と釧路を結んだ3本の根室線経由の夜行列車は残念ながら深夜に売ってる駅弁とか深夜に食べれる駅そば・うどんは無かったけど424列車(上り普通からまつ)の釧路発が19:00だったので弁当くらいは手に入ったが地方の駅なので売り切れている事も多く、確実ではない。石勝線開業で急行「狩勝」が急行「まりも」なってから数年が経過してから釧路駅構内に急行「まりも」の改札開始時刻くらいまで営業してたミスタードーナツで夜食のドーナツはテイクアウトで買えたけど個人的に甘いドーナツは苦手で自分は店舗でコーヒーと甘くないドーナツ(シナモン)を注文(本当はコーヒーだけで充分)したくらいの利用だった。

 

         ★★★★★Memories of the night train★★★★★