夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

寝台特急 北陸(B1)

1995年2月14日(火)、言わずと知れたValentine's Dayの日であるが、当日の午前中に金沢
出張が決まっており、昼休みに勤務先最寄駅で寝台特急「北陸」の指定券を求め、9号車11番ソロは入手済み。21時まで残業してから22時まで営業している中華料理屋で飲みながらの遅めの夕食を終えて上野駅14番線ホームで寝台特急「北陸」の入線を待った。 因みに1995年2月に新幹線+在来線特急乗り継ぎだと東京19:40(あさひ3号)21:01長岡21:08(かがやき12号)23:08金沢か東京21:07(ひかり107号)22:24米原22:44(加越9号)0:43金沢が、乗継最終コースだが、金沢に到着する時間も遅くて寝台特急「北陸」でゆっくり寝て行った方が個人的には楽なのである。


22:45になると尾久客車区からの回送3011列車が推進運転で入線すると本日14番線から発する最後の寝台特急となる「北陸」が、ゆっくりと徐行で入線。 早速扉が、開くと9号車のスハネ14-755に乗り込み、11番個室に入ると好みの1階部屋にニンマリ。 早速ホーム先頭へ移動すると長岡運転所のEF64-1032が待機しており、EF62の定期運用が無き現在は孤塁を守る最後の国鉄型直流・山岳電気機関車でもある。 ホーム売店で寝酒の清酒カップ酒を買ってから車内に戻ると発車時刻5分前であった。 まだ発車前だけど浴衣に着替えて寛いでいると23:03定刻に上野駅を発車して金沢駅を目指した。


寝台特急「北陸」乗車は1993年10月以来、久々だけど本日乗車しているスハネ14-759はオ
ハネ14-100を改造しており、この100は1979年春に上野駅ホームで寝台特急「北星」として見かけた車両でもある(「北陸」と「北星」は14系ハネを共通運用で使用)。上野駅を発車して10分くらいで金沢車掌区の車掌が来て切符拝見に個室カードキーをもらうがカードキーのデザインは「北陸」のテールマークである。 寝酒を飲み終わると大宮駅(22:28-30)を発車して少し早いけど年度末多忙で連日遅くまでの残業で疲れていたため、早々と就寝した。 以下は就寝時間帯の停車駅時刻(<>は運転停車時刻)。


高崎駅(0:28-30)・水上駅*<1:21-23>・長岡駅<2:46-3:10>・直江津駅<4:06-08>・糸魚川
駅(4:37-37)・魚津駅(5:16-17)・富山駅(5:37-39)・高岡駅(5:54-56)。 深夜にトイレで目が覚めたら水上駅に停車中だったが、以前は客扱いしてたのにいつの間にか運転停車に変わった様である。走行時間が寝台特急の中で一番短い「北陸」の朝は早く、毎度朝は眠いのだが、今朝は高岡駅到着まで寝ていたので7時間弱寝れたのですこぶる気分がいい朝になった。しかし終着金沢駅までトイレ・洗面に下車準備もあるので機関車確認や車窓を見る暇もなく、忙しい朝を迎えていると津幡駅(6:17-18)へ入線である。

 

やっと落ち着いて車窓から通過駅を確認すると東金沢駅通過で金沢駅到着と乗り換え案
内放送が流れており、水上駅では大雪だったけど雪で遅延する事もなく、終着駅金沢に定時6:30に到着。 もっと乗って居たい気分にさせる寝台特急「北陸」だが、金沢着が7:00くらいになればもっと利用価値は上がるのにと思う「北陸」の乗車・出張旅でした。 まだ牽引機を確認してないのでホーム先頭に移動するとヒサシ(ツララ切り)を装備した長岡運転所のEF81-151で北陸のヘッドマークに薄っすらと雪が付着してスノープロウには雪が大量に付着していたが、途中倶利伽羅峠で付いた雪かも知れない。

まだ時間がありすぎるのでホリディ イン 金沢のロビーで休んで朝食を食べてから寛いで出張先に向かった。

          ★★★★★Memories of the night train★★★★★