夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

寝台特急 はくつる1号(583系)

1994年7月28日(木曜日)、上野駅15番線ホームで寝台特急はくつる1号」の入線を待って
いた。 1993年12月ダイヤ改正で急行「八甲田」が臨時列車になった際、夏臨もお盆期間中の運転かと思っていたら6月15日発売の鉄道ダイヤ情報によれば下り8105列車が7/22~8/30まで毎日運転と分かり、14系ハザ9B+MOTOトレインの14系ハネ1Bとマニ50が、2Bの併結後は合計12両編成と判明。 これは是非とも撮影に行こうと僕の勤務先夏休み前半4連休(7/29-8/1)に鉄道写真趣味友達のK君が、合わせてくれた。しかし急行「八甲田」+「MOTOトレイン」の撮影となると「八甲田」より前に現地へ到着できるのは「はくつる1号」しかないのである。

 

ゆうづる」が、臨時列車格下げになったので計画当初は出発からK君の車に便乗しようかと考えたが、「はくつる」に乗るのも1991年9月以来で約3年振りになるため、乗る機会が、少ないので1ヶ月前売りで広い下段を確保。 本当は1,000円安いパンタ下の中段を選びたかったけど今回は撮影なので三脚にアルミケースと着替えのデイバッグなど荷物が、多いため、下段を選択。 22:03に16番線へ寝台特急はくつる1号」が、入線して早速3号車に乗り込むと青森運転所のモハ583-83だが、寝台に荷物を置いて缶ビールとツマミを購入して窓際のテーブルに並べた。

 

そういえば二重窓とベネシャイン・ブランドは無くなって1枚ガラス窓とプリーツ式カーテン(アコーディオン・カーテンみたいに左右に開いて閉じると縮むカーテン)に変わっており、下段寝台で外を見たい時に狭い箇所に手を入れてブラインドを巻く作業が減ったのは福音である。上野駅での14分停車は終わり、車内は3割弱の乗車率で22:17に上野駅を発車すると客車と客車と違って特急電車だけあって流石に加速がいい。 大宮駅(22:41-42)を発車するとまだ早いけど明日は6:05着の八戸下車なので早々に就寝・・・余談だが、4号車のみ普通指定席だけど廃止された急行「八甲田」の補完的対策であろう。

以降は就寝中の停車駅時刻・・・宇都宮駅(23:48-57)・八戸駅(6:05-07)のみ(笑)。 途中、郡山駅・福島駅・仙台駅・盛岡駅で乗務員交代の運転停車はするけど流石に寝台特急はくつる1号」は俊足すぎる。 因みに上野駅では急行「八甲田」より、32分遅く発車した「はくつる1号」は八戸駅で1時間19分も早く到着する事が、出来て急行「八甲田」+「MOTOトレイン」を余裕で撮影する事が出来るのだが、実は福島駅で「はくつる1号」が、「八甲田」を抜いているのである(そのために「八甲田」は福島駅で11分停車「1:50-2:01」している)。

 

 

翌朝目が覚めたのは青森県に入ってすぐの目時駅付近だったと記憶するが、急いで下車
準備をして今日撮影する地点を確認していると6:05、八戸駅に到着したので下車して改札口を出てK君の車に乗り込んで北高岩~八戸の大カーブに到着。 焦点距離200ミリレンズのベストポジションに三脚を立てて「はくつる3号」とED75766牽引の急行「八甲田」+「MOTOトレイン」を撮影して今度は津軽線に移動して瀬辺地津軽今別で快速「海峡」と貨物を写すと更に移動して「日本海2号」「津軽」「あおもり」「鳥海」を津軽新城~浪岡付近で撮影して終了。翌日以降も撮影地は違えど、4日間北東北で撮影三昧を楽しんで帰路はK君の車を交代で運転して東京へ向かったので帰路は夜行列車に乗車しなかった。

         ★★★★★Memories of the night train★★★★★