夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

7~8年目の北斗星

このブログをアップした2020年2月24日現在で定期「北斗星」が、廃止になってすでに5年半が経過しているけど弊ブログのメインコンテンツである「想い出の夜行列車レポート」では1994年3月辺りをトレース中で翌週に「北斗星」の想い出レポートをリリースさせるために近年の車両変化やサービスの相違と新しいディナーメニュー内容or紹介をするための夜行列車レポートに連結したコーナーだと思って頂いても間違いではない。 よって本件は1994年・1995年の北斗星が対象である。本当は毎年行いたいが大きな動きが無いため、今回も2年分とする。


それでは北斗星7年目(1994年)と8年目(1995年)の車両動向と動きなど、そしてGrand ・Chariotの変更点を紹介して行きたいと思う。 1994年1月16日、冬季臨時寝台特急北斗星トマムスキー」を新宿発着に変更。 1994年6月11日、東北本線白河駅構内に於ける貨物列車脱車脱線事故の影響で下り北斗星常磐線を経由する迂回運転を実施。 1994年9月22日、東北地方の集中豪雨の影響で「北斗星1~5号」が上越線羽越本線奥羽本線を経由する迂回運転を実施。1994年10月から同年12月まで、「DC」こと「Destination・ Campaign」の期間中、夢空間編成を連結した臨時寝台特急夢空間北海道号」を上野~函館・札幌・池田間などで運転。

1994年12月3日、ダイヤ改正により、以下のように変更…「北斗星3・4号」が毎日運転の季節列車(6003・6004列車)に変更。 北東北地方における停車駅を見直しを行い、明示した「北斗星」各列車が、従前停車した各駅は通過ないしは運転停車とした。 [1号 水沢駅花巻駅八戸駅]、[3号 一ノ関駅]、[4号 青森駅]、[6号 花巻駅]。 1995年7月14日、臨時「夢空間北斗星81・82号」に「カルテット」を連結(1994年に「あさかぜ1・4号」が廃止されたことでオハネ24-701・702・703は全車尾久客車区・集約管理)。 寝台特急「あけぼの」がEF81牽引に代わり、客車寝台特急はくつる」新設で田端運転所のEF81所有両数が、足らなくなって酒田運転区から長岡運転所へ転属したEF81の100と133が、田端に転属して北斗星運用にも充当される。

 

次に北斗星GrandChariotで1番大きく変わってメニュー変動が起きた1994年から・・・北斗星開業した1988年からディナータイムは1年に1回更新されて価格も7000・5000・3000円の4種から8000・6000・3000の4種、そして10000・6000円の2種までジワリジワリと値上げしたが、1994年の3月改正から8000円と5000円の2種は大幅値下げかと期待したら内容が1990年の8000円・肉中心のディナーコースに比べて大幅グレードダウン、品数も皿数も減って内容も「これが8000円かよ」と文句も言いたくなる内容でこれは勘弁してよって感じでグランシャリオディナーも終わったなと思ったくらいである(飽くまで個人的所感だけどこれが北斗星ディナー凋落化の原因となる)。 

 

気になるAコースディナーの内容は・・・「北の野菜とオマール海老のサラダ仕立て」「烏賊墨のパスタ添え・大浅蜊チャウダースープ」「帆立貝と紅鮭クネルのワイン蒸しサフランソース」「牛フィレ肉の網焼きマスタードソース」「小豆のアイスクリーム添え」「珈琲・小菓子」「パン」という内容でこのメニューが、1999年7月15日まで続いたのである。さらに1995年くらいから北斗星3・4・5・6号と臨時北斗星トマムスキーや夢空間連結列車もJダイナー(現NRE)上野営業所が担当して仙台営業所は北斗星関連の食堂車供食部門から撤退した。 新規8000円ディナーは散々disrespectしちゃったけど最後にパブタイムでの食事メニューを紹介する。

 

今まで北斗星のGrand Chariotパブタイム営業ではお酒のツマミばかりで食事メニューは皆無だったが、1993年には「牛すきセット(1200円)」の登場が布石となり、1994年から「ビーフシチューセットコース(3000円)」と「ハンバーグステーキセット(1800円)」が、パブタイムに新設された。前者のコースはビーフシチューにスープ・サラダ・デザート、パンと珈琲or紅茶が、付く本格的なコースで後者はハンバーグステーキにスープ・フルーツサラダ・ライスが付くセットになっている。 二種類のセット食事メニューが予約無しに食べれるため、好評で下り北斗星で殆ど売れて繁忙期の上り北斗星パブタイムでは材料切れにより、提供出来ない日もあった。


上記新メニューの味と感想は近々ブログアップする「北斗星」乗車レポートか、夜行列車の食事情Ⅱ(仮称)で書く予定である。

         ★★★★★Memories of the night train★★★★★