夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

臨時急行 銀河81号(14系)

本ブログ記事は1月20日UPを予定してましたが都合により不在してて予定より遅れた事をお詫びします。

 

1994年2月10日(木曜日)、品川駅8番線ホームで臨時急行「銀河81号」を家族3名で待っていた。 1993年末くらいから嫁が、京都旅行を要望してて2月の3連休に京都旅行を実施、初夏くらいには片道豪華列車移動の道内・家族旅行で経費も掛かるため、当然経費節減を考えて2月10日に設定のあった臨時急行「銀河81号」を片道利用する事にしたが、寝台だと6180円、指定席だと500円で差額は5,680円。大人2枚+子供1枚の差額が、17,290円になると座席夜行に躊躇してた嫁の気も変わったのには驚き(苦笑)。 1月は2回連続急行「銀河」に乗ってるからレポートに新鮮味はないけど精々気張りますわ~。

 

急行「銀河81号」は発車9分前の23:10に田端運転所のEF65-1110に牽引されて入線すると
客車は何と岡山電車区の14系で自分達が乗った禁煙車の6号車はオハフ15-20だったが、取り合えず煩いスハフ14じゃなくて本当によかった。 家族3人で機関車の前や扉の前でサボ・方向幕を入れて記念写真を撮影して飲み物を購入してから車内に戻る。 深夜帯なので子供を寝かているともう品川駅を発車(23:19)したため、2人缶ビールで乾杯して旅の始まりを記念する。今回の旅行は往復の安い切符がないため、1日間だけレンタカーを無理やり借りて往復乗車券が2割引、急行・指定券と帰路の新幹線特急券を1割引にする英断を実行。

 

臨時急行「銀河81号」は神奈川県に入ると約8分で横浜(23:38-39)に停車、発車後にすぐに
車内は減光されたが、しかし「銀河81・82号」と言えば品川運転所(1994年12月から尾久へ転属)や尾久、そして宮原の14系座席車が使われる事が、多いけどシュプール・スキー団臨繁忙期で客車が足らないため、岡山電車区や広島運転所から借用してるのが面白い。 列車は小田原(0:29-30)を発車すると列車撮影で車にてよく訪れた玉川橋梁(早川~根府川)や白糸川橋梁(根府川~真鶴)を通過して嫁が寝たので自分だけ起きていると熱海(0:50-51)に到着である。 しかし「銀河81号」の乗車率は悪くて6号車は3割以下とは酷い。

 

逆に言えば3枚の指定券で1BOXを占領している我家には誠に都合が良くて、もし相席になれば席を回して元に戻さないと不味いのだが、マルスは3番から打ち始める特性を生かし、最後が2番なので最初から禁煙車6号車の1番A/B席と2番A席を購入して2番B席が売れていないか、頻繁に確認したけど乗車前に田端駅・みどりの窓口で調べても売れてなかったので大丈夫だろうと思って席を回して1BOXにしたけど後に偶々その席を買う可能性は0%ではないため、実は戦々恐々としていた事をここに暴露(苦笑)。 なるべく定期の急行「銀河」と違う事を書く必要があるため、いつもの想い出夜行列車レポートと違うかも知れない(いつも似通った文章ばかりなので切り口を変えた毛色の違うレポートへ鋭意制作)。


列車は丹那隧道(全長7,804m)を抜けて沼津駅(1:10-15)に到着するとホームの自販機で冷
えた飲料を買って飲んでから自分も寝に入る。 14系座席車1BOX向き合せになっておりり、春には小学3年生になる息子が、ベッド変わりに寝て僕ら夫婦は向かいの席に座って端の方に足を伸ばしたり、床に敷いた新聞紙の上に乗せて簡易リクライニングを倒して寝たのである。 以下は就寝時間帯の停車駅時刻・・・静岡(2:00-08)・浜松(3:07-09)・米原(5:51-53)と運転停車の名古屋(4:30-33)。 6時過ぎ、子供から起こされて5時間寝てないけど嫁と息子は座席車でもよく寝れたようで寝不足なのは自分だけであった。

 

下車支度・準備も終わって寛いでいると膳所駅を通過すると日の出時刻であり、周囲が明るくなってきたので6号車の切妻にある展望スペースへ行くと子供が喜んで、妻もこんな場所があるんだと喜んでもらうと僕まで嬉しくなってしまう。 大津駅(6:37)を発車すると我々が下車する京都駅まで僅か11分だけど臨時急行「銀河81号」は時刻通りに京都駅(6:48-49)に到着した。 朝食にはまだ少し早いので手荷物は駅構内のコインロッカーに詰込んで京都駅か徒歩圏内で行ける東本願寺内「飛地境内」を早朝散歩してから朝食を食べに移動した。

         ★★★★★Memories of the night train★★★★★