夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

急行 銀河(25形)下り・B寝台

1994年1月27日(木曜日)、東京駅9番線ホームで大阪行き・寝台急行「銀河」の入線を待っていた。急遽出張になり、今回は姫路市大阪市の2事業所への出張だが勤務先で21:30まで残業してから弊社でもよく利用している中華料理屋で夕飯を食べてから東京駅に向かった。みどりの窓口で禁煙車下段の指定券を発券してもらうと9号車12番下段の席を確保してから9番線のホームに入ると急行「銀河」の入線は発車5分前という慌ただしさである。 1997年に開業する北陸新幹線長野新幹線・暫定開業)のホーム拡張で寝台列車の機関車が機回しする事が出来なくなってしまったのだ。

 

よって1番最初に発車する「さくら」は品川から電気機関車をプッシュプル運転にして神田寄りに連結してた機関車を「富士」に繋いで先送り方式にする急行「銀河」は「出雲3号」を牽引したEF65PFが担当するのである。 逆に朝の回送は一番に東京に到着するブルトレ第一郡のFAST TRAIN「銀河」の回送客車受け取りはDE10やEF65PFだったり、はたまたロイヤルエンジンのEF5861が、登場したりとELファンからは注目を浴びる運用になってる。 22:55に田端運転所のEF65-1104に牽引されて入線するが、「銀河」を直接牽引するのは「出雲3号」の後部に連結されて9番線の新橋より側線に停めてあった同じく田端運のEF65-1118が担当する。因みにこの当時のEF65-1118はまだ原色でした。


24系9号車の扉が開くとオハネフ25-33に乗り込み、ホームで缶ビールにツマミ等を購入して戻ると5分停車はあっという間で、もう急行「銀河」は東京駅を動き出していた。 缶ビールを飲みながら丸の内界隈のビル群を眺めていると113系から見るのとは違って、見える事はもう数え切れない程、移転する前のブログで伝えている事であり、それだけ夜行列車は非日常的なモノであるのだが、その急行「銀河」も実に2年振りの乗車で1992年2月5日以来となる。 新橋駅を通過すると車掌が来たので「銀河」のB寝台券と京阪神ミニ周遊券(16580円)を呈示して西明石駅と姫路駅間の京阪神ミニ周遊券はみ出し乗車分を発行してもらう。


列車は品川駅(23:08)に停車して多摩川を渡って神奈川県に入ると最初の停車駅でもある
横浜駅(23:25-26)に到着。 およそ5分で東海道本線・東京口では最初のトンネルとなる清水谷戸隧道(日本最古?の現役トンネルと知られており、上り線が1887年竣工・下り線は
1898年竣工の歴史あるトンネル)を出て暫く走ると大船駅(23:41-42)の入線を待って就寝した。 以下は就寝中の停車駅と時刻・・・小田原(0:14-15)・熱海(0:36-37)・静岡(1:48-55)・岐阜(5:03-)・米原(5:45)。 目が覚めたのが草津駅を通過した先で急行「銀河」は速度を落として大津駅(6:31-31)の入線体制に向かっていた。

 

山科駅の手前で滋賀県から京都府に入り、全長1953mの東山トンネルを出ると京都駅(6:
40-41)に到着。 京都駅を出ると向日町運転所のヤードが見えて関西の駅では難読駅だった神足「こうたり」駅(1995年9月1日より長岡京駅に改称)を通過すると関西のJR有名撮影地でもある神足~山崎・山崎~高槻を通過すると大阪府に入った。 新大阪駅(7:11-12)に立ち寄って淀川を渡るといよいよ終着駅の大阪駅3番線ホームに7:17に到着した。 1番線ホームに新潟からの急行「きたぐに」で使った583系が、停めてあったけど自分は5番線へ急いで7:25発の711M播州赤穂行きに乗って姫路駅へ向かった。

           ★★★★★Memories of the night train★★★★★