夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

急行 あずま4号(455系)自由席

下記本件ブログは2019年12月で消滅する弊yahooブログで2016年3月に紹介した内容を加筆修正して本ブログに再掲載となりますのでご承知願います(ブログ移行失敗による一部のブログ記事救済策)。特に印象に残った懐かしく、想い出深い夜行列車レポートを不定期で掲載しています。なお一部駅の時刻や一部の電車や気動車の番号などに相違がありましたらご了承願います。

 

1980年12月上旬、当時には上野駅から常磐線信越線方面に昼間の普通旧型客車列車がまだ数本残っており、上野12:36発の仙台(21:32着)行き「223列車」の旅と旧客を楽しんで仙台圏内に到着してから、東京へ戻るために乗ったのが急行「あずま4号」なのである。 実際に223列車に乗って仙台に到着すると、ギリギリで急行「あずま4号」には間に合わないので長町や岩沼で乗換える事が、多かった訳。仙台駅始発の急行「あずま4号」は実際に急行として走るのは福島~上野であり、仙台~福島は普通列車として走っていたので福島駅で急行になる前に乗れば余裕で座れますが、この日は長町から乗車する事にします。

 
長町発が21:28でしたが、福島から急行「あずま4号」の自由席になる7号車のクハ455-25に乗り込みましたけど仕事帰りの帰宅組みサラリーマンが多かったけど、余裕で座れました。 455系急行型電車での夜行列車は始めての経験ですが、乗ってしまえば165系と大差ありません。この時間帯は特急「ひばり」や特急「やまびこ」の退避は無い筈なのに、白石(22:16-28)で12分も停車したり、上野駅に早く到着しないように時間調整しているように思えてならないのだが。白石駅を出ると越河(22:39)・貝田(22:45)・藤田(22:52)・桑折(22:57)・伊達(23:02)・東福島(23:07)と停車。

 

35分停車の福島駅(23:15-50)に到着すると普通列車の2128Mはここで終わりで、乗ってた乗客の殆どが降りて、ここから急行「あずま4号」(1118M)になる訳だ。 あまり乗客が、増えないま、35分間停車も終わり、23:50に福島駅を発車。夕飯に駅弁でも食べたいけど、旅費だけで限界な貧乏大学生ゆえ、上野駅へいく前に大学に寄って生協で安売りしてた小ぶりな4個入りメロンパンとカレーパンを買って、昼にメロンパン・・・夕飯にカレーパンで済ました。因みに切符は日暮里~常磐線~平~岩沼~東北線~白河~都区内の一筆書き切符を学割で購入して、岩沼~長町往復は223列車の車掌から乗越しで購入済みである。

 

因みに急行「あずま4号は」457(455)系の7両編成で7号車から12号車の6両で9号車が指定席で10号車がグリーン車、残る7・8・11・12号車が自由席になり、1号車から6号車は急行「ばんだい12号」として郡山駅で連結して急行「ばんだい12号」「あずま4号」というという多層建て列車になるのだ。福島発車後は南福島金谷川辺りで日付が変わって、二本松(0:17)・本宮(0:26)と急行らしく停車しながら郡山駅に0:43着、すでに0:39に先着到着している会津若松駅からの急行「ばんだい12号(4212M)」を連結して6B+6Bの12両編成になって0:47に発車。

 

途中、須賀川(0:58)や2分停車の白河(1:26-28)にも停まりながら、交流と直流の地上切替デットセクションがある黒磯駅(1:57-59)に到着(現在は黒磯駅構内での交流⇔直流の地上切替は廃止になり、高久駅よりに車上切替セクションとして移設済みである)。機関車に牽引される列車なら5分くらい停車するのだが、電車なので電源切替は簡単で駅到着後に扉が開いて警報音がなるとABBを切り、交流の位置にあったパンタ横の特高切替バが直流側に移動して、ABBが投入されると消灯になっていた車内の照明が灯り、ボンボンボンと音がしてMGのコンプレッサー起動すると電源切替終了だ。

 

黒磯駅を通過する485系583系だと前の停車駅でABBと交・直切替のテストをして、上りなら次の停車駅で2パンタの片方を下降させたりするけど、駅に停車しての交直両用電車の地上切替は意外と地味であった。この先、西那須野(2:11)・宇都宮(2:54-56)や小山(3:23-23)と停車するけど流石に睡魔には勝てずに寝かせてもらう。大宮(4:11-12)は完全に寝ていたけど目が覚めたのは赤羽駅(4:26)を発車した直後であった。急行「あずま4号」の上野着は4:37と早く、上野駅に一番朝早く到着する夜行列車でもあり、早起きなのだ。殆ど寝れなかったけど初めて455系の夜行列車に乗った寝るには中途半端の距離だったけど1982年11月15日で夜行急行「あずま」は廃止になった。

 

         ★★★★★Memories of the night train★★★★★