夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

四国 快速夜行 731D

下記本件ブログは2019年12月で消滅する弊yahooブログで2016年1月に紹介した内容を加筆修正して本ブログに再掲載となりますのでご承知願います(ブログ移行失敗による一部のブログ記事救済策)。特に印象に残った懐かしく、想い出深い夜行列車レポートを不定期で掲載しています。

 

1983年7月31日(日)、予讃線内子線予土線土讃線を走破した自分は未明というより、深夜の3時台に高松で下車の破目に遭い、高徳線鳴門線小松島港線、牟岐線高徳線を乗り潰して朝以来の高松駅に到着したが朝が早かったので1日がとても長く感じた日であった。今夜高松駅から出る夜行列車は2本あり、1本は高松0:44発、宇和島行き夜行急行「うわじま1号」と、同じく高松0:47発の快速夜行「731D」の2本。 当然グリーン開放の快速夜行「731D」以外眼中ない。

 

今夜は四国で迎える最後の夜なので少しはまともな夕飯を食べようと高松駅近くのホテルにある活魚専門店へ行くとカツオの刺身や穴子の天丼がメチャ美味くてお酒が進んでしまい、ヨッパ状態で「731D」の3号車位置に荷物を置いて自分はベンチで弱っていた(苦笑)。 23:54に夜行急行「うわじま1号」が入線して23:57には夜行夜行「731D」が、入線すると3号車のキロ28-5003にの中ほどに席を陣取る。 流石に大人気の「731D」グリーン開放だ・・・発車直前で乗車率は70%。隣りのキハ58やキハ65等は乗車率半分以下なのに、グリーン車開放の3号車だけが人気があるのだ。

 

鉄道ファンの殆どが3号車に集結して車内も和気藹々で一種の連帯感みたいなのを感じたが、繁忙期の大垣夜行や急行「八甲田」だと乗車前に殺気だつ雰囲気があるのが、当り前なのに、鈍行夜行「731D」はそんな物がなく、連帯感らしきマッタリ感もあるのは南国の夜行列車だからなのだろうか?。またしても能書きが長くなってしまったが0:47に中村行き「731D」も発車した。昨夜乗った「764D」と違い、「731D」は終着の中村駅着が、7:51と遅いので早く寝る必要がないため、3号車でも遅くまで起きている人が、いるけど自分は昨夜の寝不足と高松のホテル内の活魚専門店で飲んだ生冷酒や大吟醸酒とか、飲んで今にも瞼が重なって爆睡しそうな感じだった。

 

機関車が、牽引する客車の夜行列車と違ってどうも電車や気動車(キハ)の夜行列車だと面白味が減るというか、興味の対象が減るから退屈なのかも知れない。「731D」は高松を0:47に発車すると琴平まではほぼ各駅で停車するが、その先は快速運転に変わり、朝5時台後半の須崎駅から各駅に停車するようになる。快速夜行「731D」の停車駅と時刻は以下の通り(数分停車の主要駅のみ)・・・多度津駅(1:29)・阿波池田駅(2:29-31)・高知駅(4:20-40)・須坂駅(5:45-49)・窪川駅(6:28-41)・中村駅(7:51)。

 

自分は高松で飲み過ぎて多度津でさえ、記憶が無くて記憶が定かではないけど窪川で目が覚めて窪川駅から国鉄中村線(現・土佐くろしお鉄道)に入ると土佐佐賀~土佐白浜で待望の黒潮洗う太平洋を見ながら朝の一時を過ごすが、流石にグリーン車解放はよく寝れて気分いい朝を迎える事ができ、7:51に終着中村駅に到着。現在中村駅土佐くろしお鉄道の駅だが、当時は国鉄中村線中村駅国鉄直轄の駅なのに日観連(日本観光旅館連盟の略称)の委託駅員がいて、若い女性委託嬢ばかりで鼻の下を伸ばしながら、入場券を買って四国ワイド周遊券に下車印を入れてもらって旅の記念にした。


        ★★★★★Memories of the night train★★★★★