夜行列車の想い出

現在ではサンライズ以外廃止になった定期夜行列車だけど過去の夜行列車・想い出乗車レポートと夜行列車に纏わる懐かしい夜行列車ブログです(1975年以降から)

夜行列車から見た好きな車窓3

下記本件ブログは2019年12月で消滅する弊yahooブログで2015年10月に紹介した内容
を加筆修正して本ブログに再掲載となりますのでご承知願います(ブログ移行失敗によ
る一部のブログ記事救済策)。

「夜行列車から見た好きな車窓2(東北編)」に引き続いて、「夜行列車から見た好きな車
窓3(南東北・関東・甲信越上越中京大糸エリア)」を連続アップ。周遊券の自由周遊区間内とエリア分けが、簡単だけど今回はそうも行かないのだ。悩んだ挙句、上記の
周遊券・自由周遊区間内の南端と北端を結ぶ、新潟~新津~会津若松~郡山~平(いわき)の縦線から一部の南東北と関東・甲信越上越地方を含む、残るJR東日本全エリアとJR東海の一部が残るけど、名古屋からの中央西線塩尻までと、塩尻から松本、そして松本から大糸線糸魚川までのラインを「夜行列車から見た好きな車窓3(南東北・関東・甲信越上越・中京・大糸エリア)」とした。


なんちゅう意味不明で複雑難解wな納得できない区分け割り・・・第3回目にして企画倒れの香ばしい臭いがして来たか? なお順番や順位は関係なく、ランキングでもないので何となくの順番となります。 では始まり始まり!!

 

【★東北本線 片岡~蒲須坂★】
シーズンに関係なく見えるが、特に雪が積もった12月~3月に見える男体山を初めとする日光連山を上り「北斗星」「カシオペア」「はくつる4号」「あけぼの6号」「旧客~12系定期八甲田」「津軽4号」から眺める事ができた。更に他の区間からでも日光連山を望める場所は多く、季節によって見える場所が他にもまだあり、また正月三が日の良く晴れた空気の澄んだ早朝に、鬼怒川橋梁から稀に富士山が見える事もある。

 

【★常磐線 水戸~赤塚★】
青森発の遅い時間に発車する急行「十和田6号」や寝台特急ゆうづる14号」(後のゆうづる10号)に3月くらいに乗ると、水戸~赤塚付近で水戸偕楽園梅の花千波湖が見えて、水戸偕楽園梅まつりの時期だと車窓からお花見も楽しめる区間で、同区間には偕楽園臨時乗降場(後に偕楽園臨時駅)も営業するが残念ながら私が通った時は、まだ梅の花も満開になる前の2月下旬で、梅の時期だったため、満開の梅を見る前に常磐線の夜行列車が、廃止になってしまったのだ。

 

【★東海道線 熱海~早川★】
東海道線の第二群(季節によっては第一群から見える)上り寝台特急や上り寝台急行から進行方向右側に見える眩しい相模湾の海と、秋から冬なら青い海に映えるオレンジ色したミカンの果実が、いかにも温暖な東海道線特有の眺めというか、東海道線の醍醐味であると思う。特に真鶴~根府川~早川の区間は海に近いので、東京行きの寝台列車に乗れば準地元である川崎に住んでいた(大学4年生まで住んでいた実家)私もこの区間を楽しみにしていたものです。

 

【★東海道線 富士川~富士★】
東海道線から見る富士山では、一番有名かつ、美形な富士山が見える場所として有名な場所で、東京行き上り寝台特急・第二群に乗れば、国鉄時代は東京車掌区や下関車掌区の車掌が富士山が見える日には必ず、富士山が見える場所として車内放送したくらい東海道在来線では人気の場所。 また関東からは見えない、宝永4年の大噴火で富士山への突起ができた、宝永山も見えて一番富士山らしい姿を富士川橋梁を走行中に眺める事が出来る場所。

 

【★信越本線 鯨波青海川★】
大阪発・札幌行き、寝台特急トワイライトエクスプレス」そして札幌発・大阪行き、寝台特急トワイライトエクスプレス」の両列車の車窓から見えるのが信越本線鯨波青海川だ。 下りの8001列車だと、季節にもよるが日本海に太陽が沈む"落陽"と黄昏色の日本海が車窓から見えて、はたまた上りの8002列車だと早朝の日本海側を走る明るいイメージのシーンが列車車窓から楽しめる。青海川駅日本海に1番近い駅として、有名だが、この区間は沿線で一番海に近い所を走っていた。2015年3月12日始発基準で一般販売を含めた臨時列車としての運行は終了しており、24系の「トワイライトエクスプレス」は廃止になっている。

 

【★大糸線 信濃木崎海ノ口簗場南神城★】
新宿から白馬まで行く、下り夜行急行「アルプス」に乗って、大糸線信濃木崎駅を通過すると、海ノ口駅まで進行方向左手に仁科3湖の1つ、木崎湖(周囲6.5km)が見えて、信濃路らしい風景と遭遇する。更に簗場駅からは同じく進行左手に中綱湖(周囲2.2km)が見えて、続くように周囲6.65kmと仁科三湖では一番大きい、青木湖が同じく進行方向左手に続く。 夏は周囲にキャンプ場があって、事実私も大学3年生の時に加入してたサークルの遠征で木崎湖での夏合宿へ行くため、新宿から急行「アルプス」に夏合宿参加メンバー8名で乗り、木崎湖バンガローでキャンプした事があるけど、正に青春そのものな懐かしい想い出が残ってる場所であります。

 

【★篠ノ井線 姨捨駅周辺★】
新宿発の長野行き鈍行夜行列車「441M」に乗車すると、9:21くらいにスイッチバックで有名な姨捨駅に到着するが、標高551mの山の中腹に位置した、全国でも数少ない、スイッチバック姨捨駅ホームから見下ろす善光寺平は日本三大車窓の1つとして知られ、千曲川雄大な流れや姥捨棚田、高遠山等が見えるけど近年、北陸新幹線(旧長野新幹線)や上信越自動車道の橋脚と高架が出来てしまって、景観が悪くなってしまったのが残念。 逆に上りの新宿行き普通夜行442Mから桑ノ原信号所から姨捨駅にかけて夜に見える、夜景も素晴らしいもので夜行急行「ちくま」からも、上下列車で朝と夜のシーンがそれぞれに車窓から見れた時代もあった。

 

他にも候補は沢山あったけど、多いければ良いという物ではないし、中途半端なエリアなので今回の「夜行列車から見た好きな車窓3」はこれで完結。続きは続編の「夜行列車から見た好きな車窓4」をお楽しみに。

      ★★★★★Memories of the night train★★★★★